UIEngine だ

技術者諸君これを使い給え。UIEngine(ユーアイエンジン)は携帯電話上でAJAX的なインタフェースを簡単に実現できる技術です。このブログではUJMLサンプルの紹介 UIEngineについて UJMLで作る便利なツール 等を載せています。

あなたが社内で新しい商品企画を通したければ の続き

Explorer  さて、昨日の続きだが、「社内で新しい商品企画を通したければ、何をやるのか?」という話。私の答えはプレゼンの準備でも無ければ、プロトタイプの開発でもない。もちろん、それがあれば良いのだが、最も強力なのは

客を連れてくること

だと実感したのが昨日。

 昨日の話は、とある会議での出来事。新しい商品企画を説明しているのが私とAさん。一通り説明しつつ、Aさん用事があって退席。私は市場分析やら新しさやらを披露するものの、なかなか理解されず、会議上、暗雲立ち込める。そして、やらないことになって(この辺のトップの決断もはっきりしていて良いのだが)、席を立とうとしたその時、

Aさん戻ってきて一言「受注しちゃいました。」

一同「・・・」

私「何を?」

Aさん「これ」と言って、説明に使っていた商品企画の資料を指差す。

そういうわけで、その新しい商品企画はやることになった。ちゃんちゃん。Aさんは別件で営業していたのだが、ついでに売ってきたとのこと。

 世の中には商品が出来上がって無くても売る人がいるのは知っているが、こんなタイミングで見たのは生まれて初めて。そんな人と一緒に仕事ができるのは結構楽しい。

※ちなみに、プロフィールに載っているダンボネットのことでは無い。

※思い出したのだが、ダンボネットの社長がニュース記事になっていたので、リンク。オフィスの写真が載ってますがとても楽しいオフィスであります。

http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0709/18/news005.html

2007/09/21 カテゴリー: プロトタイプ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

あなたが社内で新しい商品企画を通したければ

 自分の考えた商品企画が採用されて、お金も人も突っ込んでもらい、商品のリリースまで熱狂できる環境が整えられたらこんなに素晴らしいことは無いのかもしれない。ところで、社内で新しい商品企画を通したければ、やるべきことは何だろうか?プレゼンの練習?プロトタイプを作ること?

 今日、偶然あったことなんだが、その実話は次回に。

2007/09/20 カテゴリー: プロトタイプ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

動機づけと創造性の話

 新しいサービスを産み出すのに苦心する。会社やチーム等、誰かのレビューが伴うようなシーンでの動機づけと想像性の話が興味深かったので紹介する。

チーム的状況における内発的動機づけと創造性
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaas2/doc/pdf/journal/20_1_07.pdf

経営行動科学学会の話は時々興味深いものがあり、研究ノートには一通り目を通すようにしている。

経営行動科学学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaas2/index_header.html

ホームページのメニューにある「学会誌」からたどると、新しい論文はPDFでダウンロードできるようになっている。

2007/07/11 カテゴリー: プロトタイプ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

プロトタイプ経営者

Life is beautiful: スクエニの執行役員を辞職しました
http://satoshi.blogs.com/life/2007/07/post-3.html

先日、↑のエントリーがあったが、そこに付いたコメント欄が興味深い。

>中島さんご自身はピュアにエンジニアとして集中したいという気持ちはもうないのでしょうか?

思いっきりありますよ、もちろん^^。

私は経営者として毎日着ている洋服をはがされていくような、そんな感覚があり、エンジニアとしてのみ集中しようにも、これはなかなか難しい。コーディングしているときは集中できるが。そんなわけで、デスクトップ上のEclipseかVisualStudioのアイコンを使って逃避するのだ:)。

#タイトルは思いつかなかったので適当につけたもの。

2007/07/10 カテゴリー: プロトタイプ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

UIEngine

 最近UIEngineについて考えたことを書いてみる。しばらくエントリーが無かったので気合を入れて書いてみよう。いきなり話がそれるが、久し振りにTypepadにログインしたら投稿機能にいくつかUIの改善を見つけうれしい気持だ。そう、何か変わっているとうれしいものか。

 これまで私はUIEngineをユーザーのステートをデバイスを超えて永続化するための技術にこそ適用すべきであるとばかり考えていた。例えば私がPCと携帯電話を持っていたら、PC上の作業を携帯電話上で引き続き行うイメージだ。将棋のネットワーク対戦なら、PC上で開始し、外出しつつ続きを携帯電話で行う。(木村先生、A級おめでとうございます。)

 さて、「これまで」と書いた以上、最近は違う。全くパソコンに触れず、ネットは携帯電話主体という層と付き合う機会が多い。中にはPCを使うツワモノもいるが、携帯でネットすらしないひともいる。すごい格差だ。これは神が私に与えた実験場だ!と私は勝手に思っている。つまり、UIEngineのデバイス間の壁を乗り越える特性を試す良い機会に見えて仕方が無い。ちなみにその層は「主婦」だ。

 この層に対し、私が最初に取り組んでいることは、プロトタイプを作ることだ。テーマはデジカメと写真である。これまでならまずUIEngineでスライドショーを実装したり、そのためのProxyをこさえたりしたが、そのアプローチは無し。観察とヒアリングによると彼女たちは無駄にネットの世界に浸っていない。ITエンジニアに比べればネットとの接触時間が少なく(掃除、選択、買い物、料理等することはたくさんある。)、無駄なことには使わない傾向がある。携帯もパケホーダイじゃないしな。

 デジカメと写真についてざっくばらんに話をしていたところ、面白い声が聞けたので書いておく(全て仮名)

・3人の子供の母親である鈴木さんは、デジカメで写真を撮るがデジカメの写真を前ほど印刷しなくなった。これは印刷したL版のサイズの写真はかさばり、アルバムにしまうことも時間がかかり、仮にしまったとしてもアルバムを見返す機会が少ないことを知っているからだ。

・2人の子供の母親である小俣さんは、デジカメで写真を撮るが、デジカメ内に保存されているデータを頻繁にPCに移さない。そのため、撮りたい時にデータが一杯ですと表示されることに苛立っている。残したい写真を、撮れないことがあるのだ。

・2人の子供の母親である川村さんは、パソコンは使えないが、デジカメで写真を撮っている。印刷はだんなさんの役割だ。ときどき仕事に疲れただんなさんが面倒くさがるので、、、まぁ、けんかすることもあるようだ。

・1人の子供の母親である村上さんは、あまり良く撮れなかった写真はデジカメ上で積極的に消している。デジカメに大量に写真を保存できるにも関わらずである。良い写真を残したい思いが強く、気に入らない写真は嫌なのだそうな。

いずれも事実だ。撮る写真と言えば子供や家族の写真がメインで、「せっかくだから印刷して楽しみたい。残したい。」、「もし、友達が写っていたら焼き増ししてあげたい。」と思っている。「でも、、、」なのである。

 こんな声を聞き、『道具はあるが最高の「User Experience」にはほど遠い状態だな』と妙に実感している。午後の公園でこんな話をしていて、新たな発見があり楽しくて仕方が無い。

 そんな公園デビューの話はやめてプロトタイプの話に戻そう。私はいま、何かリアルなプロトタイプをつくり、触ってもらおうとしている。この前は子供たちの写真をプリクラのようなシールの台紙に印刷し、スクラップブックに貼り、簡単な卒業アルバムのようなものを作ってみた。これはなかなかの評判だった。いくつかの欠点は見つかったが「これならかさばらないし、、、」という声も聞こえてきた。そんな感じである。

 最終的にはUIEngine上で動く写真を楽しむためのサービスにまとめていく。それとは別に我家には子供が産まれてから撮り続けた約15,000枚の写真データがある。これをどうするのか?も一つのテーマである。

 先に書いたが、ユーザー毎に使用できるデバイスに差が有り、また、使用レベルに差があっても、そこに埋め込むサービスを走らせるエンジンとしてUIEngineは良い技術だと思う。複雑なことが出来ないところが良い。まだまだプロトタイプ製作は続けるが、生の声がすぐ聞けるのは楽しいものだ。

2007/06/07 カテゴリー: プロトタイプ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

価格.comの商品検索アプリのプロトタイプ

Kakaku  突然だが、そろそろクリスマスだ。買い物と言えば、価格.com。

価格.com の APIを利用したアプリサンプル
http://www.devicecross.com/kakaku/kakaku.html

 冷蔵庫を買い換えたい。掃除機も。できれば、iPodも買いたいし、食器洗い機も欲しい。旅行も行きたいし、Wiiもやってみたい。電器屋に立ち寄った時に使えるアプリを作成中だが、クリスマスに間に合うか否か。kakaku.comもAPIコンテストやってるので、応募してみようかと。

 今日の一言:ああ、Dojo版UIEPlayer、2.0対応早くリリースされないかなぁ。

2006/12/01 カテゴリー: プロトタイプ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

「あとで読みタイ」がただのRSSリーダーになった件

Atodeyomitair0002_1 以前公開した「あとで読みタイ」というサービスだが、最近、あとで読むことをせず、ただのRSSリーダーになっている。「あとで読む」のが合わないようだ。

サンプルはこちら(※JAVAが必要)

listbox.ujmsが遅いのはこの件だが、携帯アプリ(DOCOMO限定)版は↓のURLからダウンロードできる。

http://www.devicecross.com/uiengine/atodeyomitai/atodeyomitaiload.html

↑のURLは間違っておりました。正しくは↓こちら。

http://www.devicecross.com/uiengine/atodeyomitai/43872c88f77e744dd6cdc190d912d1fa/atodeyomitaiload.html

今のところ閲覧できるRSSは固定だが、そのうち自分で指定できるようになるはずだ。

2006/11/27 カテゴリー: プロトタイプ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

色々野心的なこころみを

 先週1人合宿をしたのだが、その成果はテスト中である。どうもDOJA版Playerに致命的なバグがあるようで、本来表示されないはずのディスプレイ要素が表示されたりする。やっていることの複雑さに起因しているのかもしれないが、とにかく回避方法を探索中である。JAVAApplet版は期待通り動作するのだが。UJML2.0用のPlayerも心配である。

 Life is beautifulでcometサーバーに関する言及があってから面白そうでUIEngineからめてやろうとするものの、どうもPlayerがコネクションを一本しかはらないので、他の処理をブロックしてしまうという悲しい結果に、とほほ。それでも何とかしようと思ってしまう。そんなたちなのだ。

[追記]DOJA版プレイヤーのバグでは無く、私の実装ミスが原因。私の実装スキルが「致命的」ということが証明された今回の出来事、週末費やした時間がもったいないもったいない。

2006/11/10 カテゴリー: プロトタイプ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (1)

合宿成果第三弾:スライドショー

Slideshow 合宿成果第三弾はスライドショーサンプル。(閲覧にはJAVAが必要です。)何にも使えないとか、そういった突っ込みは無しで。

 ソースコードは760行ぐらい。コメントがほとんどないので読みにくいと思うが、以下からダウンロード可能。includeしているスタートボタンは練習に自作してください:)。

Download slide_menu.ujml

うにうに中心から出てくるときに「the maximum-frame-rate method」を使うべきだがそのままにしてある。詳しくは、「UIEngine だ: UJMLサンプル025:ブラインドエフェクト the maximum-frame-rate method」を参照のこと。

 それから、表示される画像は固定されているが、サーバーサイドと通信してrecordsetか何かで取って来るようにすればそれなりのものはできるだろう。(閲覧だけだが)

 もともとはフリッカーのUIを実装するために作っていたコードを流用したのだが、うにうにっと広がった後に次の画像に移動するときの動いている感を出すのに試行錯誤した。

 それから選択時に表示される小さい画像が何故サムネイル(縮小)ではなく、実画像の中央部分なのかというと、できるだけデータ通信料を省くためなのだ。ただし、中央部分だけでは何の写真なのかわからないことがほとんどなのであまり実用的ではない。(まず、画像中央のみロードして、見たくなったら周りをロードするという方法を考えたのだが、この方法だと見たいときにすぐ見れないのでいまいちなのだ)

2006/11/02 カテゴリー: プロトタイプ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

合宿成果第二段:インタフェースからコンポーネントのスケルトンを自動生成しよう component generator だ

Cgen  第一弾ではインタフェース用の自動ドキュメント作成を支援するXSLTを紹介したが、ついでにインタフェースファイルからコンポーネントのスケルトンを自動生成するXSLも作成したので紹介。

 複数のインタフェースファイルをincludeするコンポーネントには対応しないが、ある一つのインタフェースファイル(ujmi)をインプリメントしたコンポーネント用のソースコードを自動生成できる。

 とはいっても、できあがったものは関数のスケルトンを宣言するだけで、内部の実装は自分でやる必要があるのだが。

 プロトタイプはこちら。このXSLを使いPHPでxslt_process()関数を使用して変換しているだけである。

XSLはこちら:
Download componentGenerator.xsl

2006/11/02 カテゴリー: プロトタイプ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

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