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UJML1.5 によるアプリ開発の勘所(2006/04/16)

 UJML1.5を使用したアプリ開発の勘所のまとめ。
※UJMLは2.0がベータ版として公開されているが、ここで解説するのは1.5である。
※UJML1.5によるアプリ開発にはUIESDK1.5のインストールが必要です。

・不親切なエラーメッセージに慣れる
 エラーメッセージは英語。コンパイル時のエラーメッセージは行番号が示されるので、エラー発生箇所の特定はしやすいが、何のエラーなのかはわかりにくい。言語仕様がコンパクトなので慣れれば何のエラーかわかるようにはなる。
 ランタイム時のエラーは特定が難しいことが多い。

・UTF-8に対応したエディタが必要
 UIESDK1.5にはエディタがついていないので、UTF-8の文字コードが取り扱えるエディタが必要(秀丸、EMEditor等)

・XMLのエレメントの記述順が厳しく決まっていることに慣れる
 <X>は<y>の前等、エレメントの記述順序が厳しく決まっている。最初はここでコンパイルエラーを起こすことが多い。

・_getIntProperty() の使い方を覚える
 画面サイズ等のデバイス情報を取得しないとまともなものが作れないので、デバイス情報取得系の関数の使い方は最初に覚える必要あり。

・数値は整数しか扱えないことに慣れる
 浮動小数点演算はできない。浮動少数点演算をしたいときは、近似値をあらかじめ配列で内部的に持たせるのが良い。例えば円周上の点の座標をもとめたいときなど。

・ステート変数と<delay>に慣れる
 画面表示の切り替えに使うステート変数<state-var>と、アニメーション処理に欠かせない<delay>の使い方に慣れる必要あり。

・ENTITYは覚える、特に不等号
 &_LT;、&_GT;、&_AND; はすぐ使えるように覚える。UJMLはXMLベースの言語のため括弧(<>)がそのまま使えない。従来の言語になれていると括弧を条件式で使ってしまうが、必ずコンパイルエラーが発生する。

・実はUIEPlayerの仕様がデバイス毎に若干異なることがある。
 フリーで使用できるUIEPlayerはDocomoとJavaApplet版だが、動作仕様が異なることがある。これは本来あるべきではないが、バグがあるということだろう。例えばJavaApplet版だと、クリックされた座標を正しく処理できない等

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