[prototype] リッチRSS配信を可能にするUIEngineの軽量さと_link()関数の可能性の高さ(2006/03/11)
最近RSSが流行り、RSSReaderも流行っている。情報を流れるように取得するには非常に便利なツールだ。ただ、RSSReaderはパソコンや携帯等のユーザー端末に明示的にインストールしなければ使えないことが多い。
図の左上
UIEngineの技術を活用すると、RSSReaderの明示的なインストールが不要(実際には端末にダウンロードされるが、軽量のため意識が薄いということ)で、かつよりリッチなRSSを配信することができる。それも、既存のRSSの仕組みを残しつつだ。
図の左下がその説明だが、リッチRSS配信用サーバー(仮称)を設置し、そこにRSSのビューを司るRSSリーダーを ujbc のコンポーネントとして配置する。携帯等のユーザー端末からサーバーに対し「どのRSSを」「どのリーダー(ビュー)で読みたいか」という情報を渡しさえすれば良い。後は、サーバー側で指定されたRSSとビューのコンポーネントを動的に組み合わせて、ユーザー端末に戻すだけだ。
こういう仕組みは、既に存在するRSS自体を変更せず、リッチRSS配信用サーバー(仮称)にビューを入れておくだけで可能になる点が極めて都合が良い。ビューとデータの分離ができ、それらが軽量かつシンプルな仕組みで提供されるからだ。
はてブタグホッパーでRSSを ujbc に無理矢理変換する試行があったが、あの試みが成功したことでこのように配信側が「どう見せたいか」をプッシュできる図が描けるようになったことは、とても大きなことだろう。
[追記]タイトルに_link()関数の言及があるが、本文で言及し忘れていた。動的にサーバー上に配置された ujbc をクライアント側にロードするための仕組の肝がまさに_link()関数であり、それがUIEngineの可能性を広げているということが言いたかった。
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